環境活動概要

  当社は、会社設立時からいち早く『環境マネジメントシステム(ISO14001)』を導入し、日産グループの環境行動計画である『ニッサン・グリーンプログラム』を基本に、車両生産事業、 特装事業全般にわたる事業分野での環境活動を鋭意推進しております。
そして、環境活動における重要な柱として、CO2排出総量削減活動に取組んでおり、そのためにエネルギー総量管理を進めております。
  2006年度に導入したコージェネ設備や、生産量の変化に応じて設備稼働を大幅に調整するなど、
省エネへの全社活動のほか、職場単位での省エネ、教育、清掃活動などの日常管理まで、
きめ細かく活動に取組んでいます。
  また、当社が製作する特装車については、(社)日本自動車車体工業会の自主取組みである『 商用車架装物リサイクル 』 『 生産工程での環境負荷低減 』 の方針に基づき、 3R(Reduce・Reuse・Recycle)の推進、特装車解体マニュアルの作成・発行、産業廃棄物最終処分量の低減などの諸活動を幅広く取組んでおります。
そして、環境負荷物質(鉛、水銀、六価クロム等)のフリー化についても達成しております。

具体的活動のご紹介
  • コージェネ設備
  • ゴミ分別活動
  • 無人電動搬送車
  • 職場コミュニケーション
  • 内部環境監査
  • 環境マネジメントシステムの審査
  • 電気自動車リーフの導入
  • 環境基準適合特装車の認定
  • 企業祭の開催
  • 一斉清掃活動

1、工場現場の環境活動

1-1 コージェネ設備

2006年に導入したコージェネ設備の稼動により、その後の生産台数の変動にもかかわらず、省エネ、CO2排出量削減に寄与しております。

コージェネ設備

1-2 ゴミ分別活動

当社では産業廃棄物の埋立処分“0”をめざし、徹底したゴミの分別を実施しています。廃ハーネスはカプラーなどを分別し、標準部品類は分かりやすく整理分類し、選別のミス防止も兼ね無駄を削減しています。また、毎月、社長をはじめ、関係メンバーによる安全環境パトロールを実施しています。

ゴミの分別

1-3 無人電動搬送車

工場ラインサイドへの部品供給は、従来のフォークリフトによる部品搬送から、無人電動搬送車で供給する方式を導入し、大幅な合理化と共に、CO2削減にも大きく貢献しています。

ラインの無人搬送車

1-4 職場コミュニケーション

全社の環境活動計画を基に、各事業部毎の業務計画として進捗管理され、それらの記録類は各職場に掲示されています。また、環境月間(毎年6月)に呼応した環境標語募集活動は、2010年度で10年目を向かえ、最優秀作は社内表彰され、職場に掲示されます。

職場掲示事例

2、内部環境監査

毎年2回実施する内部環境監査では、監査側と受監側に別れ、活動の進捗や記録類の確認など、 活動全般をチェックし、環境統括責任者へ報告されます。 また、内部環境監査員のレベルアップのため、監査員教育も実施しています。

内部環境監査員教育

3、環境マネジメントシステムの審査

当社はISO14001認証(JARI-RB JAER0022)を業界内でもいち早く取得し、 2010年度で10年目を迎えます。その基本となる環境マネジメントシステムは、 ISO14001規格改訂に伴う要求事項に対応し、これまで1回/3年の更新審査、 ならびに1回/年の定期審査を経て、継続的な改善活動に取り組んいます。

更新審査

4、外部コミュニケーション

4-1 電気自動車リーフの導入

当社は、2010年、日産自動車の電気自動車リーフの発表とともに、社用車としていち早く購入し、電気自動車の自主研究と幅広い活用を図っています。

ZeroEmission

4-2 環境基準適合特装車の認定

社団法人日本自動車車体工業会の定める環境基準に適合した架装車には、平成16年3月から「環境基準適合ラベル」の貼付が制度化されました。当社製作の特装車には、3R(Reduce・Reuse・Recycle)推進のための解体マニュアルなどを発行し、既に9車種の認可を受けております。

環境基準適合ラベル

5、地域とのコミュニケーション

5-1 企業祭の開催

毎年恒例行事として10月に実施する手作りの企業祭 “遊ingフェスティバル”は、従業員とその家族、社員OB、近隣住民など大勢の参加者で賑わい、楽しいふれあいの場として地域貢献をしています。

家族揃って楽しい一日

5-2 一斉清掃活動

地域とのコミュニケーション活動の一つで、2001年から継続実施されてる昼休みの全従業員による、会社周辺地域の一斉清掃は定期的に実施している活動です。

工場周辺を職場ごとに分担しての清掃活動